« 良心の適応範囲 | トップページ | 八丁味噌 »

2008.02.26

恥じらいの文化

学生時代の仲間で箱根へ小旅行してきた。 中には卒業以来ぶりに会うメンバーもあり、もう何が何だか分からないくらいのお喋りと大笑いで、あっという間に時が過ぎていった。 もう中年の域に達して、それぞれなりの苦労も経験も積み上げてくると、相手との距離の置き方が判るので、ベッタリでもなくプライベートを詮索することもなく、かといって隠すわけでもなく、どちらかと言えば開けっ広げに失敗談もできて、非常に気楽な付き合いができるようになった気がする。 良い意味で学生時代には有り得なかった関係だな、と、思った。

他のメンバーは新宿からロマンスカーでやって来たので、箱根湯本の駅で待ち合わせしたのだが、観光客の外国人率が非常に高いのには驚かされた。 それも多分中国からのお客様方。 フリーパスの使い方が分からずに自動改札機で閉じ込められたり、駅員さんに尋ねるために窓口前に長蛇の列が出来たりして、まだまだ日本の観光地は外国人観光客に優しくないのだな、と、思いつつ横目で見ていた。

宿泊した所が大型ホテルの別館だったこともあり、本館の大浴場も利用できるというので行ってみると、そこにもそこそこの中国人宿泊客が混じっている。 会話を耳にしなければ、骨格や顔立ち、髪形など日本人とほとんど分からない印象なのに、洗い場から湯船や露天風呂へ移動するタイミングを見ると、仕草がだいぶ異なっているので興味深い。 日本人は何となく「大事なところ」を隠すように手を前側に移動して、体を丸め加減に小さくしてコソコソと歩くが、中国人観光客は胸を張って堂々と歩いている。 「見てください」と言わんばかりの状況に、こちらの方が思わず目をそらす始末だ。 お国柄って本当に様々。 教育の違いなのか、持って生まれた血のようなものなのか。 すぐ近くに国なのに、不思議なものだ。

一緒に旅行する予定だったメンバーの一人が、家族のインフルエンザで急に来られなくなったので、それを言い訳に「近いうちにまたどっか行こうね。」ということになっている。 「もうまったくリーボーったら・・」などとメンバーに呆れられないように、恥じらいの無いオバサンに成り下がらないように、良い歳を重ねなくては。 

|

« 良心の適応範囲 | トップページ | 八丁味噌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 恥じらいの文化:

« 良心の適応範囲 | トップページ | 八丁味噌 »