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2008.04.14

「出来ること」と「やること」は別

ちょっとした必要に迫られて、「在宅療養支援診療所」というものについて調べていた。 3年ほど前から施行されているシステムで、その目的は長期の療養・治療を必要とされる患者も、家で過ごせるようにする為。(そうすることによって社会的には入院期間を短縮し、急性期の患者に病床を確保することができる。) もうひとつは患者が希望する場合、最期を自宅で迎えることができるようにする為、のようである。 資格を得た診療所が近隣地域の医療機関や訪問看護ステーションなどと連携しながら、往診治療や訪問看護を提供する、と。

「在宅療養支援診療所」に指定されれば、保険点数の上増し請求が可能になるので、「かかりつけ医」になろうと、小規模個人経営医院が生き残り策として資格を得るものの、実際は往診の為の時間や人員を確保できずに看板倒れになっているケースも多く、一年間で一人も「自宅での看取り」をしなかった施設も多い、ということが分かった。

制度としてどんなに志高いものを作り上げても、実際その通りに運用されるかどうかは、また別の問題だ。 現場は現場として常に動いており、そこにはある意味においての自立性が存在するように思われる。 現場の医療従事者にどこまで「やる気」があるか、「やれるだけの力」があるか(体力やネットワークを作る力、経営力なども含めて。)にかかっている現実は否めないのだろう。

それに、一言で「自宅療養」や「自宅で最期を迎えたい」と言っても、ニーズは非常に個人的且つ様々で百人居れば百通りの筈で、どのレベルで良しとするのか、どこまで妥協できるのかも様々。 それを一つの制度で括るのは容易なことではない。 地域による温度差も非常に大きいようだ。

事件はいつも現場で起きているもの、って感じなのかな・・。 はぁ。

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