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2008.05.13

文句のつけようがない

なんと6300円@ほぼ100gもする玉露茶が手元にある。 丁寧に湯冷ましをして、丁寧に葉を開かせて、丁寧に注いで丁寧にいただくと、言葉がなくなるくらいに美味しい。 これだけのお値段なのだから、少しでも不満な部分があれば目ざとく見つけ出してやろう!、なんて意地悪く思うのだが、文句のつけようがないとは正にこのことで、思わず「参りました」と言った。 一保堂茶舗の商品。 高い方から2ランク目のもの。 最高ランクの玉露は10000円を超える値が付いているようだ。 いったいどんな味、どんな香りがするのだろうか。 一生の内に一度くらい試してみようかな・・例えば誕生日に自分へのプレゼントとか、そんな特別な日にでも。 (でもなぁ、いざ一万円手元にあったら何か別のことを優先しちゃいそうだな、ブツブツ。)

若い頃に教えを受けた裏千家の師範が必ずこの一保堂茶舗のお抹茶を使っていたので、そちらは茶会に応じて様々なランクのものを飲んでいたのだが(当然お稽古では安価なもので済まして、茶会や行事では良いお抹茶を使う。)、ここの玉露は初めてである。 静岡もお茶の産地としては名高く、現在普段飲んでいるのは主に掛川産のもの。 静岡茶には静岡茶の美味しさがあるし、もっと言ってしまえば、狭山茶には狭山茶の、八女茶には八女茶の美味しさがあることは重々承知の上でも、個人的には宇治茶が一番好みに合っているようだ。 いろいろと浮気してもやっぱり宇治茶に戻ってきてしまう、ふと気付けばそんな循環を大人になってからずっと、長い周期で繰り返しているように思う。

不思議なもので、手頃な価格帯のお茶は三煎目でもそこそこ飲めるのに、高級な美味しいお茶は二煎で力を使い切ってしまうようで、そこから先はぱったりとお湯に近くなる。 高ければ高いほどそんな傾向があるように見受けられるが、気のせいだろうか。 私のような一般庶民は、「出枯らし」になったお茶っ葉を急須の底に覗き込んでも、「100g6000円か・・」などとついつい思ってしまい、「これも何かに使えないものか?」、と、なる。 なので、白和えの衣を急遽作って、さつま揚げの薄切りと一緒に和えて、「出枯らしのお茶の白和え」に仕立ててみた。 出枯らしであっても噛むとお茶の甘みや香りが残っていて、非常に上品な仕上がりになった。 次回は「かき揚げ」の具に混ぜてみようかと目論んでいる。

どうせ高いお茶なんだから、とことん味わい尽くさなくっ茶(ちゃ)?? お茶の葉が新鮮なうちに、たっぷり美味しくいただこう。 久しぶりに日本人であることの幸せを感じている。  

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