梅雨に和む
夕方に近所を走ってきた。 曇りというよりは雲の中といった状態で、細かい霧のような雨粒が風に乗って流れている。 全身しっぽりしてしまうが、その分だけ暑さが和らいで、考えていたほど不快ではなかった。
このところずっと雨降りの、いかにも梅雨らしい天気が続いている。 洗濯物は全然乾かないし、布団も干せないし、全てがすっきりとしない毎日。 そんな中で、自分からすすんで全身に霧を受けるランニングの予期せぬ快適さに、なんだか救われた気分。
何かにぶつかった時にそれを避けるのではなく、中央突破してゆく潔さみたいなものを、しばらく忘れて暮らしていた事を自覚して、少し反省した。
大きな黒い羽にエメラルドグリーンの模様を織り込んだ蝶が、走る私にひらひらと付いて来る。 ふと気付けば、親子連れのキジ御一家が連れだって草むらを歩いていたりもする。 重たい空気を楽しんだ梅雨の日の夕暮時。 すっかり和んで帰って来た。
身体を動かすことは、気分転換のためにも、大事なことみたいだ。
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