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2008.08.06

聞きかじりではなく知識を

「アスペルガー症候群」という病名を聞いた事が無い方は少ないと思う。 では、「アスペルガー症候群はどんな病気ですか?」という問いに答えられる方も、同じように少ないのではないだろうか。

私もその一人で、うろ覚えの情報しか持ち合わせていなかったので、ちゃんと知識を得ておこうと思い、自分自身への『夏休みの宿題』の一つに設定している。(実は他にも合わせて5項目ほど『宿題』を決めたのだが、予想外の暑さで難航。 自分で決めた8月中という期限を守れるのだろうか?!)

とりあえず情報収集で、書籍を数冊、一般向けと医療従事者向け、それと教育者向け、それぞれ借りてきて片っ端から読み、研究文献はネットで収集しながら、自分なりの全体像を構築しつつある。 私の周りに実際にアスペルガー症候群の患者さんが存在しているわけではないので、必要に迫られている状況ではないのだが、これからの社会の在りようを考えたり、自分がその中で生きてゆく上で、このような「自閉症スペクトラム」の方々を無視することはできないだろうと感じたので・・。

当たり前のことながら、病気を持っているのは人間なので、どこから何を問題にして病態を捉えるかで、本の書き方も研究のされ方も大きな違いがあり、社会としての対応の難しさを浮き彫りにしているように見える。 近年起きているいくつかの恐ろしい事件の加害者が、実はアスペルガー症候群の患者だったというニュースばかりが先走ってしまい、怖いイメージが正しい知識を持たない人々に浸透してしまった感がある。 それが、社会としての対応をより難しいものにしてしまったという、負の連鎖が起きているのも事実だ。

実際に調べてみて、私の中でもずいぶん「アスペルガー症候群」のイメージが変化した。 表面上「奇異」にしか思えない行動でも、その根拠が解ると理解できるし、奇異な行動をとる相手への対応もそこそこに想定することができる。 知識を持っていれば、少なくとも白い目を向けることはなくなる筈だ。

何冊か読んだ中で、一般向けとして最も分かり易く、尚且つ簡潔にまとめられていると感じた本を一冊、下記に紹介しておきます。 幼いお子さんがおいでの方は、幼稚園や学校等で「アスペルガー症候群」の同級生が一緒だったりする場合もそこそこあるんじゃないでしょうか? 一度読んでみると、いろいろ考える機会になると思います。

「アスペルガー?、ああ聞いたことはあるけど・・」という方にオススメ!

図解 よくわかるアスペルガー症候群」 広瀬宏之著 ナツメ社 (初版2008年7月 1500円)

ISBN 978-4-8163-4550-0

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