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2008.08.14

一本の電話から

夕方に冷した西瓜を切っていたら、電話の呼び出し音が鳴った。 あまりしゃんとしていない印象の中年男性が言う。 「あのー、先ほど電話した者ですが、明日に一泊7000円でなら部屋(=空室)があると言っていたのは、お宅だったでしょうか?」 もちろんそんな電話を受けた覚えもないので、その旨を伝えて電話を切る。 ところが、受話器を置いた直後からいろいろな事を思い描いて、いたたまれないような気持ちになってしまった。

その1、こんなお盆の真っただ中に、まだ空室が残っている宿がどこかに存在していると思うだけで、不景気さが哀しい。

その2、しかもこのご時世に一泊7000円とは、そこまでディスカウントしなくては予約が入らないのかもしれない現状が哀しい。

その3、前日の夕方になってあたふたと翌日の宿を探しまくっている電話の主が、哀しい。

その4、結局間違い電話だった訳で、せっかく予約が取れそうな宿を見つけたのに、それがどこの宿か判らなくなってしまうという「情報管理の甘さ」が哀しい。

その5、「先ほど電話した」というのは虚実で、どこにでもそんな風に電話をかけ続けて、運好く7000円で泊まれればラッキー、という人だとしたら、その人の人間性が哀しい。

その6、電話の印象が良くないからといって、そんな風に疑ってしまう自分も哀しい。

考えれば考えるほど、どれもこれも哀しすぎる。 独りでは抱えきれなくなりそうだったので、大きなため息をひとつついてから、早速『ますたあ』の元へ報告に行った。

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コメント

中年男性の悲哀かなぁ。
電話って、情報を誤って伝えることありませんか。
少し前に、ある種屋さんに商品を注文して、
その商品が到着するのを長いこと待っていました。
ところが、種の播種時期になっても、その種が
届きませんでした。
以前にも、注文したことがあるので、まさか間違える
ことはないだろうと思っていたら、実際には、
間違えていたようでした。
やはり、注文は、FAXやメールの方が安心ですね。
結局、種を違うものに代えたのですが、いろいろと
話を聞いたら、種を代えて正解だったようです。
電話の不思議でした。

投稿: ねっち | 2008.08.15 05:19

それはね、代えた方の種が、ねっちさんを呼んでたんですよ、きっと。

人それぞれに使いやすい通信手段があると思います。 内容による場合もあるし、環境にもよるだろうし、その人の好みもあるだろうし、背景は様々でしょうけれども。 コミュニケーション・ツールですから、双方でその使いやすさにズレが生じていると、事故の素ですね。

投稿: リーボー | 2008.08.15 20:33

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