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2008.08.12

夏のてっぺん

土砂降りの雨が通り過ぎたかと思えば、舞台の場面転換のように青空が広がり、さっき降った雨があっという間に水蒸気に変わる。 おかげさまで凄い湿度だ。 熱帯圏で暮らしているかのよう・・さすがに怯む。

数日前に某所の有名な花火大会へ出かけてきた。 駐車場に停められる早い時間に現地到着し、散策で温泉場を冷やかしながら軽く汗をかいて、居酒屋で「只者じゃない感じ」のオネーサン店長に驚きつつ生ビールをしっかり呑んでから、花火大会の会場へ。 なかなか盛大な花火で、見上げ続けた首周りが若干くたびれつつも、典型的な日本の夏の風景を満喫した。 滅多に行かないような町を散策すると、気になる光景がたくさん見つかって楽しい。 そこに暮らす人々の日常の様子が、景色の中に滲んでいるような気がして。

今風の若い女性たち独特の浴衣の着こなしについては、だいぶ見慣れたせいか、さほどの違和感は無かった一方で、若い男性たちの着流しスタイルには閉口した。 なんであんなに襟合わせを開いているのだろう・・あんたら波田陽区か?? きりっと着こなせば見た目も涼しげなのに、あれでは見ているこちらの暑さ倍増である。

毎年、『暑い夏の間に一度はどうしても聴いておかなければ気が済まないアルバム』というのが数枚存在していて、それらを順番に流しながらのドライブだった。 自分が納得するとか、気が済むといった状況は、季節を見送るために案外大事なことのように思う。 座ってじっくり音楽を聴く時間をわざわざ作るのは、優先順位が低いものとしていつも追いやられてしまうのが現実なのに、それが自分の納得の為に大切なんて、どこか矛盾しているようだが。

みなさんが自動車での移動を自粛してくださっているせいか、経済の減速傾向によるものか判らないけれども、夏休み期間にしては比較的静かで落ち着いた空気が流れている。 かんかん照りの陽射しと、まるでスコールのような土砂降りと、独特な静寂。 ・・やっぱりここはもう温帯じゃないような気がしてならない。

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