« 「じゃがいもりかこ」って。(苦笑) | トップページ | 焼くのに飽きたら »

2008.09.23

緩急

穏やかに晴れた祝日。 がーっと集中して本を読んだり、反動のように、匂い始めた銀木犀の木の下でぽーっとしたりして、緩急のある一日に。 敷地の片隅に彼岸花が2本だけ、いつの間にか生えてきて紅色に咲いているのに、ようやく気付く。 一体いつの間に? 確か去年まではこんな場所に生えてくなかった筈だが。 謎だ。 今年は中秋の名月に間に合わなかったススキの穂が、いつの間にか金色にふわふわと風に揺れている。 グラウンドの向こうの杉林からは、まだ蝉の鳴き声。 夕方にはちゃんとヒグラシも鳴いた。 日に日に蝉の数が減ってゆくのが判る。 一方で鈴虫やコオロギはうるさいくらいだし、鹿の哀愁漂う鳴き声も山間に響く。

放送用語に「スニーク・イン、スニーク・アウト」という言葉がある。 「フェイド・イン、フェイド・アウト」よりも更にゆっくりと時間をかけて、音源を徐々に大きくしたり小さくしたり操作することを指す。 自然界の季節の移り変わりというのは、まさにスニークの状態で、じっくりと時間をかけて、じわーっと徐々に徐々に入れ替わってゆくように感じられる。

アメリカのサブプライムローン・ショックから続いて激しく動く経済のニュースに、追いかけられているような気持で接していることが多いのだけれど、「ぼんやりしてたっていいんじゃないですか」、と、山に言われたのが聞こえた気がして、「それもそうだな」、と、ふと立ち止まった。 動いているものを見ようとする時には、自分も同じ速さで動いていた方が良く見えるが、それでは止まっているものやゆっくりしているものを見落とすことにもなる。 たまには自分も速度を変えて、見落とすものが無いようにするべきなのだろうな。 その切り替えも、なかなか難しいんだけれど。  

|

« 「じゃがいもりかこ」って。(苦笑) | トップページ | 焼くのに飽きたら »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 緩急:

« 「じゃがいもりかこ」って。(苦笑) | トップページ | 焼くのに飽きたら »