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2008.10.23

何故か重なる

私の実家に顔を出して前述のお金の話を相談した上で方針を決め、金融機関へ付き合い、タイミングを合わせて仕事帰りに実家に来てくれた兄も一緒にみんなでお酒を飲んで、ついでにお墓掃除とお参りを済ませて、いつもながら『あれもこれもの濃い上京』から戻ってきたら、今度はこちらの父が入院である。 信じられないことに、上京と義父の入院が重なるのはこれで三度目・・。 なんでこういう時に限って重なるんだろうか?

肺炎。 主治医の話を聞きながら眩しいシャーカステンの上に展開されている肺の写真を横目で見て、思わず「あっ」、と声を出してしまった。 ご丁寧に肺の中に水まで溜まっているではないか! げーっ、これはヤバイ状況だったな、と、一瞬にして背筋が寒くなる。 隣に並べられた二枚目の写真の回復状況と比較して、落ち着くんだ、大丈夫だ、と、ようやく自分に言い聞かせた。 高齢者は症状が表に現れ難い、という大昔習った老人看護の基本が頭の中をよぎった。

本人は現実に反してあっけらかんとしたもので、体の苦しさを全く自覚していないばかりか、高熱を出していたことさえも覚えていない。 それよりも彼自身が問題にしているのは、「みんなに騙されて、こんな所に連れて来られて、こんな痛い思い(点滴や採血等のこと。)をさせられているので、何とか早くここから帰してもらいたい。」ということ。 ・・つまり、認知障害の為に自分の置かれている状況が全く把握できていないのであった。 夜間もずっと看護師さんたちに迷惑をかけていたらしい。 会話の内容が二転三転するハチャメチャな状況の中、今ここが病院であることから始まって、今その体に何が起きているのかを何とか理解してもらうために、こちらも相当なエネルギーを消耗する。 当然一度の説明で解る筈もないので、多分ここ数日は根気の要る繰り返しになるだろう。 とにかく安心してもらうこと、それしか方法は無い。

苦しいことを自覚しないのは、ある意味において本人にとっては幸いなことかもしれなくて、それだけが救いである。

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