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2009.03.26

早蕨(さわらび)

ガラス窓越しに頭をもたげたワラビの新芽が数本見えていた。 どうも気になってしまう。 あっあんなに伸びてきた、とか、もう一本向こうに生えてきた、とか。

毎日うずうずして落ち着かないので、夕方サンダルを突っかけて庭へ出てゆく。 足の傷はガーゼをぐるぐる巻きにしてクッション性を高めれば、なんとか歩けるようになってきた。

5cmくらいに伸びたものから、頭を出したばかりでまだ「くの字」に腰を曲げているものまで、10本ほど集まる。 「こんなの料亭の煮物に添えてあったら、数千円は取られそうだな」、などと、取らぬ狸の皮算用。 へへへ。

重曹で茹でるが、何せアク抜きの時間が足りなかったので、予想通り苦みが残る味わいに。 そのまんまちょびっと醤油をかけ鰹節を乗せてお浸し。 量が少なかったので、苦みも風情の内として楽しめた。

たかがワラビなのだけれど、いかにも「早蕨」という感じで、しみじみ日本語を意識する。 早蕨という単語の響きがとてもきれいに感じられて嬉しかった。

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