棚ぼたコンサート
山下達郎さんのコンサートに、横浜の神奈川県民ホールへ。 友人夫妻が確保したチケットが、パートナーが行けなくなってしまったとのことで回ってきた。 ありがたや・・持つべきものは友、である。
18時半ほぼ定刻に始まったのに、終演後ホールの外に出たら22時だった。 みっちりと濃い。 内容の濃さのみならず、客席を埋めている方々の(ぱっと見の)年齢層の高さにも驚き、また、ちゃんと椅子に座った状態でじーっと聴き入るコンサートというのも久しぶり。
私が普段顔を出すようなライブとは、もう、ね、完成度が桁違い! もちろん、荒削りの音楽には「勢い」とか「ノリの要素が多い」という面白味もあって、それはそれとして十分認めているつもりだけれど、それとはまったく別方向からのアプローチが妙に新鮮に思われた。 荒削りを聴かせてくれる人や場は多いのに反し、完成に近く作り込んだものを聴かせてくれる人や場は限られているように思う。 何の迷いもなく何も恐れず心配せずに、自分の感性を、ステージ上からの音に全面開放してどっぷりと浸かり、それにも増してそれ以上のものをステージ上から送ってくるというのは一体どういうことか、と、うっとりしている間に、時間は過ぎて行った。
私自身、普段それほど山下達郎さんに惚れこんでいる訳でもなく、彼のライブはなんと20年以上振りという状態だったのだが、今回も気持良いくらいに圧巻のノックアウトされっぷり!! 凄いお方だわ・・。
あの時代の方達(アラウンド還暦)のパワーの凄さは、いったいどこから来ているのだろうか?
急だったし遠かったけれど、本当に行って良かった。 ラッキーに感謝。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
おー、素敵なコンサートでよかったですね~。
山下さんのお嬢様が娘の音楽の習い事の先輩で、地元の小さな発表会の会場でお見かけしたことがありましたわ。
アラウンド還暦は「アラカン」って言うらしい?
投稿: | 2009.04.25 00:50
もうホントに「行って良かった!」の一言に尽きます。
普段あまり山下達郎さんに馴染みがない方でも、(声が嫌いとか歌い方が苦手とかでなければ)足を運べば十分に楽しめるし満喫できると思いました。
ジャンルとか時代とかを超えた部分で存在する「音楽の本質」みたいなもので、グイグイ押してくる感じでしたよ。 リズムセクションが秀逸でした。
「アラカン」は存じておりましたが、言葉の響きが個人的に好きではないので、わざと使わなかったんですよ。 あくまでも個人的な好き嫌いの問題でした。
投稿: リーボー | 2009.04.25 13:33