兄弟のようなもの
今日は『ますたあ』が地域の出役(共同作業)の草刈りだった。 お昼には各自、作業場から家に戻ってごはんを食べて休憩し、決められた時間に再集合する予定になっている。 屋外での作業だし体を使うから、お昼ごはんはガッツリしたものを手早く食べられるように、「豚丼」のつもりだった。
「豚丼」 2人分
- 豚こま切れ肉 200g
- 玉ねぎ 半個
- 水 200cc
- 醤油とみりん 大さじ2ずつ
- 砂糖 小さじ1
- ショウガ 1片
- 玉ねぎは薄めにスライス、ショウガは細切りに。
- 鍋に水と調味料を全て入れて、ひと煮立ちしたら、玉ねぎとショウガを入れて煮汁の再沸騰を待ち、肉を加える。
- 蓋はせず、そのまま中火~弱火で10分煮る。
- 器にご飯(材料外)を盛り付け、煮汁大さじ2を回しかけてから、煮えた具材を乗せ、お好みで唐辛子を振っていただく。
ところが、雨が強くなってきたので、午前中だけで作業は中断されることになり、お昼ごはんも「お疲れ様会」を兼ねて、作業に参加したみんなで食べることになった。 家の私だけで「豚丼」を食べても中途半端に残ってしまうので、急遽別の物(昨日作った「夏野菜のトマト煮込み」と温泉卵。)を食べることにして、夕飯にキャリー・オーバーとした。
これは個人的な感覚だと思うが、私は夕飯に丼をあまり作らない。 夜は「ご飯+おかず」を食べたい気分なのだ。 なので、ひと手間加えてリメイク。
「肉豆腐」 2人分
- 「豚丼」の具 2人分
- 木綿豆腐 1丁
- 葉ねぎ 2本
- 和風顆粒だし 小さじ1
- 「豚丼」の具を煮汁ごと鍋に入れ、和風顆粒だしを加え、火にかける。
- 木綿豆腐を水切りせずに8等分して、沸騰した1の鍋に入れ、そのまま10分中火で煮る。
- (できればここで一度鍋ごと室温まで冷まし、食べる直前に温め直す。)
- 器に煮汁と一緒に盛り付け、細かく切った葉ねぎを散らす。 お好みで唐辛子を振っていただく。
「豚丼」に豆腐を足したってよいのだろうし、「肉豆腐」にご飯を入れて食べても美味しいだろうし、どちらがどうでも何とかなってしまう。 兄弟メニューみたいなものだろうか。 こんなことをやって実際に食べていると、『メニューのオリジナル性なんて、在るようで無いものなんじゃないか?』という思いが、ふと頭をよぎる。 どこまでが「豚丼のアレンジ」でどこからが「肉豆腐」なのか、作って食べている本人にも判らない。 料理は面白い、と、思う。
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