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2009.07.04

旧友は『復元ポイント』

久し振りに街へ出てゆき、学生時代からの友人とビールを飲みながらみっちり話をしてきた。

普段の社会生活の中で特別な意識もせずに採用されている方法やルールの中に、「やっぱりそれは、人間としておかしなことなんじゃないか?」、ということがたくさん隠されているという話をして、「そうだよね、間違っていないよね、この考え方。」、と、確認し合う。 飲み込まれそうな毎日の濁流の中で、この感覚を共有できるだけでもどれだけ心強いことか。

寝転がるドランカー、公園でひたすらハトにパンをちぎって与え続けているスーツ姿の男性、客寄せのチラシを配る人、街頭演説で声を枯らす某政党の議員、濡れながらギターを掻きならすストリート・ミュージシャン、弦で指を切らなければいいけど。 ・・駅前の雑踏の景色に、たくさんのイメージの断片が浮かんでは消えしていった。 社会に対して自分の中でもうとっくに諦めた筈のことと、まだ諦めきれずにいることの境界線が雨に滲んで揺らぐ。

昔からの友人達はいつも私に「つまらない大人に落ち着くなよ!」という無言のエールを送ってくれる。 正義感を思い出す『復元ポイント』のような存在なのだろう。 みんなそれぞれがそれぞれの場所で、社会の何かと毎日小さな戦いを続けているみたいな、一種の連帯意識が不思議だ。

学生の頃に抱いていた大人のイメージと、今の自分は、だいぶ違っている。 このギャップの正体はなんなんだろう?

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