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2009.08.23

まあ色々ありますわなあ

父がまた肺炎になり入院。 半月前と同じ病院だが、以前の主治医が退職して担当医が別の医師に変わる。 この医師がまた何というのか、良く言えば物事をはっきり言って、治療方針をしっかり考えてくださる方、なのだが、悪く言えば、感情的で、患者や家族の考えを受け入れるつもりが無く、「自分の考えに従わないなら即刻出て行ってくれ」的な方。 要約するなら、全部自分の中で完結しないと納得できない人なのだと思う。 チームで、とか、みんなで、とかは全く考えていない「裸の王様」みたいだ。 まだお若いようなので、たくさんの人生経験を積まれることを期待したいが、とりあえず当方の課題は、この難しい主治医の能力をいかに活かして、気持ちよく仕事をさせ、結果として良い医療を父に受けさせるか、である。(傲慢な表現だな。 いや、珍しくしっかりとものを言える先生なんです、本当に。)

そんな中で、たくさんの方々のご尽力を得て、セカンドオピニオンにもご協力いただいて、今の病院に入院したまま、現時点で最善と思われる方法を選択し、それを主治医にやっていただけるように、何とか家族としての責任を務める目処が立った。

『ますたあ』と全てをぶちまけてちゃんと話ができる関係であることに、改めて感謝、だ。 自分で言うのも変だが、結構お互いにクールなので、客観的に建設的に話を進めることができる。

迷って考えて、祈りつつ徹夜したのも久し振りの事で、さすがにこの歳になればリカバリーもきつい。 だが、気分転換が最重要課題であることが自分でも分かっていたし、頭を使ったのと同じくらい体を使って、率先して疲れることも必要な気がした。 その他にもいくつか条件が整ったので、思い切って静岡のツインメッセという施設で公開されている「人体の不思議展」を見に行ってきた。

人間の死体から水分を抜き、血管やリンパ管の中身を特殊プラスチックで置き換えた展示物に対しては、もちろん色々な意見があるようだが、生前に寄贈意思を受けた全身骸骨を、毎日教室で見て触りながら学生時代を過ごした者にとっては、何の抵抗も無く見学できたし、人体の無駄の無さ、その洗練された構造や出来栄えに、ただただ感心するばかりだった。 長い時間をかけて進化してきたものだけが持つ、一切の無駄を省いた「美」に近いものが、そこには存在している。 しかも、圧倒的な存在感を持って、だ。 こんな繊細なものを対象にしている医療という名の修理や調整まで、人はある程度可能にしていること自体が、大きな驚きのように感じられた。

物理的な人体であっても、一切の無駄を省くことで、存在そのものが「本質」に近付くのだな、と、思いながらの見学。 同時に、身の回りの生物全てがそうなのだと思うと、何か大きな力の前にひれ伏すような気分になる。

ついでに静岡の街を散策し、経済活動の様子を観察しながら、秋向きのレターセットを買った。 途中で若い男の子に呼び止められ、それがメモリアの常連さんだったご家族のお子さんで、びっくりするやら成長に驚くやら、悪いことはできないな、と、思うやら。

だいぶ秋の気配が濃くなってきた昨今・・皆様もどうか夏の疲れにやられないようご注意を。 インフルエンザも流行っているようだし。 私もうがいと手洗いをしっかりしましたです、はい。

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