着ぐるみ
全くの別件で眺めていた錦絵。 歌川広重が1832年~34年(天保三~五年)頃に描いたという「東都名所高輪二十六夜待ち遊興の図」というもので、江戸の庶民たちが花火や食べ物屋台で楽しむ様子がディテイルまで見てとれる。
その「浮かれている人々」の中に、なんと、タコの着ぐるみを着ておどけているオヤジを発見し、驚くやら呆れるやら。
200年近くも経っているというのに、人間のやっていることはあんまり変わっていないような気がして一気に脱力した。 よりにもよって、着ぐるみか。 結構歴史のあるものだったんだなあ、着ぐるみ・・。
手足の吸盤まで細かい細工が見えて、江戸時代の着ぐるみ、なかなか良い手仕事がなされていたようである。
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