秋の一日
今日は午後から、父のお世話になっている施設での「運営懇談会」。 以前に比べて的外れな質疑発言が少なくなったのは、出席している方としても助かる。 入居が長期になってきて、現場スタッフとのやり取りから、様々な現状を理解している家族が増えたからなのか、それとも、施設運営が合理化されて入居者の家族にも経過がよく見えるようになったからなのか。 とにもかくにも不毛なやり取りを聞いているだけで疲れていたので、今回は非常にありがたく感じられた。
報告された事故(例えば転倒とか尻餅とか・・)の件数についての質疑応答の中で、「俗に言われるような『寝たきり』になってしまえば、逆に事故はほとんど起こらなくなる」という内容に、思わず納得する。 問題は筋力の衰えに気付かないまま、以前と同じように行動しようとしてしまう期間なのだろう。 人というのは、身につけることには慣れているのに、衰えることを学ぶのはかなり難しいものなのだな、と、考えさせられる。 老いること、いつかは死ぬことに対しても、成長することと同じように学んでゆきたいものだと、ぼんやり思いつつ。 果てさて、どんなバアチャンになってゆくことやら・・?? 明日は我が身の話。
まだ雨は続くらしい。 日差しが無いと体の中に沁み込んでくるように、じんわりと寒い。 体と心がお互い深く関係していることは知っているけれど、せめて体の疲れがしっかり抜けるまで、心の悲しみが何処かに置き去りにされているように、と、肉親を失った直後の友人のことを想う。 じんわりした寒さが、深い眠りを導いてくれると良いな。 悲しむのは疲れが取れてからでも、充分間に合う。
建物への取り付け道路には、雨にぬれた落ち葉がたくさん積もっていた。 晴れて乾いたら、一仕事しなくては。 やれやれ、落ち葉との格闘の時期が今年も始まったみたいだ。 頭の中でひとつゴングが鳴った。
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