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2009.11.01

視点

朝の8時にいきなりの来客。 麓の集落の方が、畑で採れた大根を持ってきてくださった。 青首の大根が2本、辛み大根が2本。 辛み大根は丈が短くてずんぐりむっくりで、なかなか可愛い形をしている。

玄関で『ますたあ』が対応してくれたのだが、「畑を空けなくちゃいけないからって」、とのこと。 ああ何とも農家さんの言葉だなあ、と、しみじみ思った。 要するに、秋植えのものを植えたいので、今まで畑で育てていた作物をオール・クリアして耕し直し、必要に応じて追肥して整えたい、ということで、そのおこぼれに与からせていただけるということだ。 ありがたく、嬉しい。

それぞれの大根は葉がスッパリと切り落とされた後で、軸の部分が2~3センチ程残されている。 「葉っぱの所が欲しかったな」などと、贅沢に思う。 で、これは消費者の発想だ、と、気付く。 農作物を育てる立場にとっては、葉っぱは虫に食い散らかされていたかもしれないし、「わざわざ葉っぱなんか食べなくても・・」だろうし、消費者にとっては、「せっかく元気なお野菜なんだから、葉っぱも食べてみたかったな。」なのだ。 こんなすれ違いが面白いものだな、と、思う。

4本分の大根に残されていた軸は、集めて細かく刻んでから、胡麻油と唐辛子、それに醤油とみりん同量ずつで「ちりめんじゃこ」と一緒に炒めて、すり胡麻をまぶし、ちょっとした「ご飯の友」に仕立ててみた。 乾燥させた藁のように鄙びた「お日様の匂い」がして、つくづく秋だなあ、と、思った。 ウイスキーと、ナイス・コンビネーション! 幸せだ。

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コメント

ウチの母の実家が明野で、毎年今頃は、たくあん等にする大根を大量にもらってきて、泥を洗い、葉先をざくざく切り落として…それを見ていつも「もったいないな〜」と思ってました。葉っぱ好きなんで。
でもあれだけ大量にあるとしょうがないんでしょうね、葉先は固いし多少は枯れてるし虫食いも多いし…あとは農薬の問題も。

投稿: Mr.Spice | 2009.11.04 15:46

そうなんです、落とした葉っぱだけ畑に残されているのを見ると、私もついつい「もったいないな~」です。

農薬の問題は確かにありますね。 ごわごわの葉っぱもあって、全部が全部美味しいとも言い難いこともありますし。

葉っぱがワサワサしている大根を入手すると、根を食べる前に、まず葉っぱを片付けるのに、そこそこ一生懸命料理したり食べたりしてしまい、「もういいや」みたいになって美味しい根っこの価値が満喫できなかったり。 そんなことも自覚します。

「たまに付いてくる」くらいでちょうど良いのかも知れないですね。 (贅沢!)

投稿: リーボー | 2009.11.04 21:06

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