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2009.11.13

今日も落ち葉掃き

相変わらずわさわさと枯葉は落ち続け、一日掃かないだけで絨毯のように降り積もってしまう。 綺麗は綺麗なのだが、予報通り雨が来たら、これらが全て舗装道路にぴったりと張り付いてしまう筈で、仕方なく今日もまた箒を抱える。

ちょっと前の山桜、ウルシやツタ、柿に入れ替わって、「ドングリ類の木」が盛んに落葉するようになった。 派手な赤や黄色の落ち葉は減って、明るいアンバーないかにも枯れ葉色だ。 風に吹かれるとカラコロと乾いた音を立てて転がってゆく。

何年か前、兄と話をしていた時に、毎年のこの季節の落ち葉掃きをぼやいたら、「あー、でもね、落ち葉って大事なんだよ。 二酸化炭素を固定化している訳だから。」と言われて、ははあなるほど、そんな見方もあったのか、と、記憶に残っている。 当たり前のようにどんな分子も動いているのだから、その動きを封じ込めている生体は、相当なダメージを受け続けている筈で、だとすると一年に一度くらい、落葉という方法でオールクリアしなければとてももたないのかもしれないな、と、思う。

そして、もしも「魂」というものが存在していたとしたら、そのエネルギーたるや相当なものだろうから、それを固定化している人体が数十年でガタがきたりするのも当たり前だろうし、だからこそ、死という限界があるのかもしれない・・そんなことを、箒を動かしながら考えたりしている。

案の定、午後には冷たい雨が降り始めた。 慣れない寒さが堪えるので、いただき物の栗饅頭をお伴に熱めの日本茶を淹れて、湯呑茶碗を抱えて温まっていたら、窓の外で何かが動くのが視野の片隅に見えた。 「ん?」、と、顔をそちらに向けると、サッシのすぐ傍でキジのつがいが何かをついばみながらゆっくりと歩いている。 この間までオスはオス、メスはメスで単独で見かけていたのに、いつの間にかカップル成立と相成ったご様子で。 なんとなくほっこりした気分になった。 その内パンくずでも撒いておいてあげようかな・・あっ、でも、イノシシが来ると怖いからやっぱりよそう。

この雨が行くと、きっとまた季節が進むのだろう。 そろそろ寒さの覚悟をしておきなさい、ということか。 どうりで何を食べても美味しいのが、ありがたく困ったものだ。

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