« 包容力 | トップページ | 山の頂は遠く »

2009.12.11

寒さのせい

冷たい雨が朝からしっかり降り続いた一日。 思考回路がちっとも働かず、それはまるで頭に血が回っていないみたいにも思え、自分が変温動物になったかのような気分。 同じ作業をこなすのに、普段より相当に能率が悪くて呆れつつ、何故かその状況をとっくに諦めてしまっている自分が居る。

待降節になって、テーブルの上にミニチュアの「馬小屋セット」を飾った。 父親のヨセフさまと母親のマリアさま、それに赤ちゃんのイエスさまの3体だけ。 一番大きなヨセフさまも高さ5センチ弱ほどの大きさで、全部合わせても掌に乗ってしまいそう。 3人のお人形だけなのに、飾り方の角度やポジションによって表わされる関係が微妙に違うように見えて、テーブルの上を拭く度に迷いながら調整している。 客商売をしていた頃には、ここぞとばかりにクリスマスの飾りつけを楽しんだものだが、今ではもっぱら内面的な準備に勤しむ期間となり、天使や羊や3人の博士などを交えたフル装備?の「馬小屋セット」も出番を失ったままだ。

きっと街ではイルミネーションがきれいな時期だろうと思う。 もう発光ダイオードが主流になったろうから、光の印象もちょっとクールな感じだろうか。 大切な人へのプレゼントを迷ったり、ご馳走や忘年会を考えたり。 それぞれの場所で、たくさんの人がそれぞれのやり方で、クリスマスを迎える準備をしている。 「こんなクリスマスは、本当のクリスマスじゃない」と言う人もあるけれど、大事な相手のことを想う気持ちはみんな共通していることを思えば、そんなに目くじらを立てる話でもないような気がする。

寒さのせいにしてぼんやりしている自分は、図らずもいつもにも増して穏やかだ。 ふんわりと気持ちいいのは、ほろ酔いの感覚とどこか似ている。

|

« 包容力 | トップページ | 山の頂は遠く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 寒さのせい:

« 包容力 | トップページ | 山の頂は遠く »