半冬眠
いやはや寒くて、心とか思考回路まで縮み上がってしまっているようで、活動も低ければ能率も悪く、参っちゃうなあという感じだ。 こんなに寒さが苦手だったか、と、自分に対する自信がちょっと揺らぐ。 甘酒を煮たり鍋物を多用したりしながら、もうしばらく凌がなくては。
気になっていた本を集中的に読んでいるが、自分の求めていたものからピントが外れていたり、評判の割には肩すかしだったりして、どうも読書運が悪いようだ。 こちらの感受性の問題だったら厄介だな、と、少々懐疑心を抱きつつ。 のりが合わないということはあるみたい。
窓の外の庭木の梢を飛び回っているメジロが、時折♪チチチ、チチチ・・ときれいな声で鳴く。 寒いだろうに、その元気が羨ましい。 あんな小さな体のどこに、それほどのエネルギーを蓄えているのだろうか。
レベルが低い状態でがんばってしまうと、後になってドスンと反動が来そうな気もして、あるがままにどんより過ごしている。 半冬眠みたいな状態。 周囲に迷惑がかからないように最低限のことだけをそつ無くこなし、あとはひたすら暖かくなるのを待つ。
「しっかりしない自分」を許している状況を訝しく思いつつ、それもまた珍しく面白いと観察中。 これもまた必要な経験だろうか。 何かの意味があると救われるのだが。
| 固定リンク
コメント