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2011.05.31

始めました

お昼ごはんに今シーズン初の冷やし中華を作った。 あれもこれもと欲張って具を乗せた結果、明らかに麺と具のバランスが変な、まるで中華サラダを食べているような代物になってしまい、啜りながら反省・・。

私はこの手の間違いを頻繁に犯す。 インスタントラーメンとか、カレーライスとか、中華丼とかで。 どうしても「具過多」状態になりがちなのだ。 たまに外食で麺類や丼物を食べると、「やっぱり外のは美味しいな」、と、思うことも多い。 そのひとつの理由は間違いなく、炭水化物と具のバランスにあると知ってもいる。 「野菜をたっぷり」などと思いながら作るのと、「ラーメンは詰まる所、麺とスープなんだから」では、出来上がってくる一皿が違っていても当然だ。 日常で食べる料理とたまに食べる料理では、求められる役割が違う。 だからこそ外食が続く方は、気を配らなくてはならないんだろう。

数年前だろうか。 「きょうの料理」で興味深い企画をやっていた。 同じテーマ(その日は『カボチャを使ったメニュー』)で二人の料理人がそれぞれ一品ずつデモンストレーションしたのだが、ひとりは京都の老舗割烹の板長、片や大きな総合病院の栄養科長の管理栄養師だ。 カボチャを大きめに切って、「ここで面取りをして煮崩れを防ぎます」と解説した板長に、早速栄養師が「切り取った部分は金平かなんかにしたら美味しいですよね」と、突っ込む。 「皮目は虎の子(まばらに剥いて剥いた所と皮が残る部分を作ること)に剥いてください。」には、「まあ!皮にはカロテンがたっぷり入っているのに、剥いちゃうんですか? もったいない気がしますね。」、である。 それなりの演出が入っていたのかもしれないが、苦笑しながら面白がって観ていた記憶がある。 料理に求めているものの観点が違うのだから、当然すれ違いが起きる。

体のために、生きるために、私たちは日々食べている訳だが、実は食べることを楽しむためにも食べているのだ。 どの辺りで折り合いをつけるかは、食事を作る人と食事を選ぶ人のどちら側にとっても、やっぱり難しい課題だろう。

次回はもうちょっと上品に、具の少なめな冷やし中華を作ろうっと。  

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