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2011.08.01

日常がワンダーランド

画像で見る種々の天災・人災の様子、読んだり見たりする俗に言うところのニュース・・・全てのものが、あり得ないくらいに強烈過ぎて、逆に漫画チックに感じられてしまう。 不謹慎なのは百も承知で、もう苦笑するしかないというものばかりに思えるのは、受け取る側の私の問題なのだろうか。

それこそ子供の頃から、自動車がどこそこに突っ込む事故などは、数え切れないほど起きているだろう筈なのに、白昼のスーパーマーケットの正面玄関から、何の迷いもないように真っ直ぐがーっと頭から入っていって、しかも、突き当りの壁まで。 ドアだの何だのをなぎ倒して、一台の自動車がすっぽりと収まっている写真。 頭だけ半車両分とかお尻だけ突っ込んでいるなら解るのだが、あそこまで見事に。

すごい高さの陸橋から中刷りになっている中国高速鉄道の車両。 埋めただの掘り返しただの。 新潟の豪雨で橋脚ごと押し流された橋の残骸。 その上、この場に及んで「9月以降も。」などと言い始めるこの国の首相。

世の中を一体どういう言葉で括ればよいのか。

霧が立ち込めている雨上がりの夕方、庭の隅にある大きな楠の根元になにか居るのを見つけた。 野ウサギが一匹。 狸かハクビシンかと思ったが、あの耳は誰が見てもやっぱりウサギだ。 凛と背筋を伸ばして佇んでいる。 「ウサギが居るよ。」 「えっ?どれどれ?」 「本当だ。 信じられない。」 「しかも、逃げもせずどっしりと。」 「うん、こんな近くで野生のウサギを見たこと無いね。」

『ますたあ』が声を潜めて言う。 「これって、幻じゃないよね。」 私は答える。 「多分ね。 だって二人で見てるもん。」 「そうだよね。」 「うん。」

あのウサギを追いかけていったら、アリスのように別の世界に落ちてゆくのだろうか。 それとも今見ている全てが実は既に別の世界で、本来の世界に戻る扉が見つかるのだろうか?

時々現実かどうか分からなくなる瞬間があって、怖い。

 

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