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2011.09.29

あっけらかんと咲く薔薇から、何かを教わっている気がする。

一昨日、薔薇の花束を頂戴した。

クール便で届いた時にはまだつぼみが固まっていたのに、水揚げをして花瓶に生けた途端、あれよあれよという間に螺旋が緩んで、やがて、「まだ開く気ですか?」と言いたい位にパッカーンと咲いた。 一番外側の花弁など、開きすぎて中心に沿うことすら忘れてしまい、反対向きにカールして下を向く有様で、呆れるやら苦笑するやら。 だいぶ秋らしい気温になってきたけれども、花を保存するにはまだ暖かすぎたのかもしれない。

おかげで良い香りがそこはかとなく漂っている。 卓上に花を飾ることはあっても、普段はそこら辺に自生している「野の花」や「実もの」がほとんどだし、花屋さんに行っても薔薇を選ぶことはまず無いので、しばらくの間は違和感が強かったのだが、馥郁とした香りに包まれている内に、ああ薔薇も素敵な花だったな、と、すっかり洗脳されてしまった。 気品高くて普段着では近寄りがたい印象も、こんな風にあっけらかんと開いてくれたのを見ると、急に親近感が沸くから不思議なものだ。

この調子では果たしてあと何日持ってくれるのか、気がかりではある。 でもまあ、気持ち良さ気に命を満喫するかのように咲いているので、もうそれだけで充分なのだろう、とも思う。 よしよしとばかりに、毎朝こちらも気分良く、水切りをしてお世話させてもらっている。

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