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2011.12.15

正しく追われる

12月も中旬になってしまい、一体何をしていたかといえば左程のことも無くて自分でもガックリなのだけれど、こういう感覚そのものが年取ってきた証拠なのだろうな、とも思えて、苦笑する。

落ち葉掃きに追われ、上京しながらお歳暮の手配等を済ませつつ、実家に顔を出して両親の様子を伺い、またまたこちらの父が入院してぱたぱたと手続きをして、あとは「今夜何を作って食べようか」とクリスマスカードを書きながら迷い、次に出掛ける機会にやるべきtodoリストを思いつく度に書き出しておき・・そんなものだ。 なんだか情けない。

義父が順調に呆けてきたのは、特別昨日今日に始まった事ではないにしても、入院はそれなりにストレスになっているようで、呆け具合が凄い。 栄養や薬を体に流し込んでもらいながら、本人はいびきをかいていて、起こしても焦点が定まらない視線を泳がせて、意思の疎通もままならなければ、無意識の謎の動作(不穏な無駄な動作)を繰り返すばかりで、ちょっと前まで内容はともかく、形なりにも会話らしきものをやり取りできた様子と比べたら、雲泥の差だ。 もうそろそろ回復期で体力的には余裕が出て来たのか、ベッド上で安静を保てないようで、医療スタッフとしては目が離せないから、少々の抑制を余儀なくされ、重症患者さんが入るナース室直結の病室で治療を受けている。 あー何の為に、誰の為に、とか、働いてくださっている皆さんを含めた社会的負担のことなどと考えてしまうと、こちらにもドドド~!と結論の出ないダメージが来て、昨夜はノックダウン状態だった。 家族だから割り切れないのか、私の中にある中途半端な優しさが邪魔をしている。

頭で解ってはいるのだ。 この世には自分にはどうしようも出来ない物事が確かに存在し、それはどんな結果であろうとも、甘んじて受け入れなくてはいけなくて、いくらじたばたほざいた所で、結果にはなんら影響を及ぼさないことも。 解っているのにどうしてダメージを受けてしまうのか、本当に悔しい。

『ますたあ』にことわって、虎の子の入眠導入剤を一錠飲んで早々に寝た。 年に数回使うか使わないかの薬だから、速攻で効く。 寝て寝て寝たら、朝には元の私に戻っている自覚があったので、一安心する。

こういう過程を経験していること自体が、いつかきっと何かの価値になるのだろうと信じて、目の前のなんだかんだに追われて過ごすのが正しいんだろう。 今日は風が強くて外が荒れている。 またわさわさと落ち葉が積もっているに違いない。 今夜は牡蠣を中華風に炒めようかと思っている。 

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