一言で言えば「贅沢」
毎日寒い。 書いても無駄なのは分かっていても、やっぱり寒い。 前回の記事をアップしてから二度ほど雪が積もり、夜半にちらちら時雨れることも数回あった。 どちらも思いの外順調に解けてくれたので、あまり困ることはなかったものの、庭の片隅や屋根の上に雪が残っていると、それだけで体感温度はぐっと低くなるみたいで、思わず「うっ!」と身震いを抑える。 なんとなく肩に力が入って普段と違う部分が凝ったりするのは、厚着をしているせいなのか。 どちらにしても運動不足気味で、ストレッチしてみたり柔軟体操してみたり、と、だましだましの感じ。 「大寒」だし。
温かい鍋物や煮物なんかを作ると、ほっこりと幸せな季節ではあるのだが、大根も蕪も人参も、きゃべつも白菜も玉ねぎも長ねぎも、ついでにほうれん草だのまで、ことごとく甘みが増してしまっている。 いや、本来は褒められるべき性質なんだということは、十分知っている。 ただ、いくら天然の旨みとしての甘さであっても、続けていると結構「食べ疲れ」のような感覚に襲われる。 なので、野菜の煮汁から味醂や砂糖を除いてみたり、辛味や柚子などの酸味を活用しながら凌ぐことに。 野菜の甘さに対抗しようとして醤油や塩を増やしたら、味全体が濃くなってしまい、余計に食べ疲れる結果を招いてしまったので、抗うのは諦めた。 冬野菜のポテンシャル・パワー、高すぎ。
気分を変えたくて、季節はずれのキュウリを買ってきたら、あっという間に傷んでしまった。 やっぱりどこかに無理があるんだろうな、と、選んだ自分を反省する。 甘みを増した厳冬仕様の野菜を食べることが、やっぱり正しいんだろうと。
春菊の強い香りや自己主張の薄いきのこ類に、どこかほっとさせられている冬の食卓。 贅沢な我侭だ。
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