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2012.01.26

一言で言えば「贅沢」

毎日寒い。 書いても無駄なのは分かっていても、やっぱり寒い。 前回の記事をアップしてから二度ほど雪が積もり、夜半にちらちら時雨れることも数回あった。 どちらも思いの外順調に解けてくれたので、あまり困ることはなかったものの、庭の片隅や屋根の上に雪が残っていると、それだけで体感温度はぐっと低くなるみたいで、思わず「うっ!」と身震いを抑える。 なんとなく肩に力が入って普段と違う部分が凝ったりするのは、厚着をしているせいなのか。 どちらにしても運動不足気味で、ストレッチしてみたり柔軟体操してみたり、と、だましだましの感じ。 「大寒」だし。

温かい鍋物や煮物なんかを作ると、ほっこりと幸せな季節ではあるのだが、大根も蕪も人参も、きゃべつも白菜も玉ねぎも長ねぎも、ついでにほうれん草だのまで、ことごとく甘みが増してしまっている。 いや、本来は褒められるべき性質なんだということは、十分知っている。 ただ、いくら天然の旨みとしての甘さであっても、続けていると結構「食べ疲れ」のような感覚に襲われる。 なので、野菜の煮汁から味醂や砂糖を除いてみたり、辛味や柚子などの酸味を活用しながら凌ぐことに。 野菜の甘さに対抗しようとして醤油や塩を増やしたら、味全体が濃くなってしまい、余計に食べ疲れる結果を招いてしまったので、抗うのは諦めた。 冬野菜のポテンシャル・パワー、高すぎ。

気分を変えたくて、季節はずれのキュウリを買ってきたら、あっという間に傷んでしまった。 やっぱりどこかに無理があるんだろうな、と、選んだ自分を反省する。 甘みを増した厳冬仕様の野菜を食べることが、やっぱり正しいんだろうと。

春菊の強い香りや自己主張の薄いきのこ類に、どこかほっとさせられている冬の食卓。 贅沢な我侭だ。

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2012.01.11

冬独特のしんとした穏やかさ

夜になってから雪が降り始めた。 窓にぶつかってパラパラと乾いた音を立てている。 寒いのは勘弁して欲しいのに、雪については、気持ちの奥の所で小さく楽しみを感じている自覚もあり、勝手なものだ。

この冬の寒さは平年並みなんじゃないかと『ますたあ』は言うのだけれど、私にはやけに寒く感じられて、例年になくたくさん着込んでいる。 もちろん、生姜だのココアだの身体を温める食べ物を意識的に摂ってみたり、湯たんぽともお友達状態で、まだ小寒だというのにこれからどうしようかと思う。 寒さに関してだけは、「慣れ」というものがあまり感じられないのも、単に苦手意識が強いからなのだろうか。

気合が入らないのを寒さのせいするのは、きっと正しくないんだろう。 じゃあ何のせいなのかと考えてみても、あまり明確な答えを見つけられそうに無くて困る。 冬の乾燥した皮膚のように、ちょっと何かに当たっただけでもスッと切れてしまいそうな心を、無意識の内に防御しているのかも知れない。 それでも、そんなにひ弱か、と、問われれば、言葉に詰まる。

気合を入れなくても困らない日常は、見方を変えれば穏やかとも言える訳で、ある意味、能天気にありがたいことでもある。 雪の真綿に包んで、冬が私の心を守ってくれていると思うことにしようかな。 

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2012.01.01

2012は虫年なのか

新年のご挨拶を申し上げます。

穏やかな年であると良いですね。 たまに更新する感じで、ゆるーく書いてゆきますので、「あーそういえば・・」でご来訪いただけますと嬉しく存じます。

今年もどうぞよろしくお願いします。  リーボー

●年末に一株買ってきた白菜。 保存用に包んでおいた新聞紙をめくったら、外側の葉に何やら虫が食い散らかした跡が見て取れたので、「ははぁ、誰か居るな。」、と、覚悟して剥いていったら、現れたのは体長3cmほどのか細いミミズ。 瞬間「おまえかい!」、と、突っ込んでいた。 ミミズは土を掘った時に見かけるものと思い込んでいたし、白菜をワシワシ食べるなんて、かなり意外。 ええ、もちろん、スプーンですくって庭に放してやりましたとも。 お正月早々殺生はしたくなかったし・・。

●レンコンを剥いたら、外側の皮には何も変化が無かったのに、食べる部分(輪切りにした時の壁に当たる部分)にわざわざ内側から穴を掘って住んでいる「なにかの白くて綺麗な幼虫」が。 驚いて引きつつも、冷静な状態に戻れば、さて何時どうやってこんな場所に入り込んだのか、と、こちらが首を傾げる。 ええ、一応庭に放してやりましたけれど・・。 他に方法が無かったので。

●お正月早々、洗濯物を干していて、一匹のショウジョウバエに付き纏われる。 もうなんなのよ! 何かと虫に縁がありそうな一年の始まりで、さてどうしたものかと思っている。

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