立春大吉
立春。 冷たい風が吹き荒れて、洗濯物が勝手に大車輪状態に踊らされたりしていたって、暦の上の話であっても、それでもやはり春は嬉しい。 と言うより、早く寒さから脱したいだけなのが本心だ。
本州中が寒波に覆われてえらいことになっていた昨日は、ご他聞に漏れず、ものすごい冷え込みで、「いやぁ、たまげた!」状態に。 二機あって交互運転している上水道のポンプが、配管内の凍結で動かなくなり、昼間も気温が上がらないので全く解ける気配を見せず、結局はサービスセンターに問い合わせて対処方法を教えてもらった。 熱い湯でタオルを絞ってビニール袋で包んで、センサーの収まっている配管部分を温湿布する、とても原始的な方法。 屋外の作業は冷えたけれど、それでもしばらくしたら片方のポンプは回るようになって、とりあえずは復旧できた。
やっとほっと安心したらもう夕方で、「さて夕ご飯、何にしよう?!」・・ちょっと億劫な気持ちを気合で追いやって、冷蔵庫を覗き込んだ。 節分を思い出して、勢いで太巻き寿司を巻くことにした。 結論だけ先に決めてそれから考える、「さて何を具にするべきか。 何が使えるか。」 結局、三つ葉をゆがいて、シイタケを煮て、甘い卵。 スパム・レスソルトの缶を開けて棒状に切ってフライパンで軽く焼き目をつけてから、一緒に巻き込む。 スパム太巻き。 すのこをくるっと巻いている内に元気が出てきたので、カボチャを煮て高野豆腐を炊き合せ。 冷凍しておいたロールキャベツをレンジで解凍して、トマトケチャップで味を足す。 それにお汁代わりのほうじ茶。 「恵方巻き」扱いはせずに、いつもの幅にスライス?して普通の「太巻き」とした。
断水状態になって、人様に教えていただいて、外作業して復旧して、その後で食卓の上に並んだメニューを見たら、なんだか「避難所の食事」みたいに思えてきて、苦笑半分、ニュースで見聞きする仮設住宅に住まう方の不都合に思いをはせながら、温かい部屋でありがたさを味わいながら食べた。
みんなに、早く、暖かい春が来ます様に。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント