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2013.02.26

阪急そばを初体験

持続的に「東京っぽい蕎麦」を探していて、ウェブ某所の書き込みに「『阪急そば』は(味が)東京寄り」というのを見つけたので、過日、散策のついでに『ますたあ』と入ってみた。

阪急そばとは、阪急線の駅にある駅蕎麦のことで、小田急の「箱根そば」とか、「あじさい」等とほぼ同様の感じだ。 駅蕎麦に女性一人だと私は少々抵抗があるが、実際に足を踏み入れれば、女性一人客も複数見かけられて、案外そういう使い方もされているのかも知れない。

ほとんどのメニューで蕎麦とうどんが選べるようだった。 券売機の表示は「うどん・そば」と、うどん表記が先の、うどん優先表示になっていて、「やっぱりなぁ」と思わず笑う。(東京だと「そば・うどん」なんですよ。) とりあえず、初体験なのでオーソドックスな天ぷらそばを注文してみた。

確かにつゆはちょっと色が濃い目で、それなりにカツオの風味も。 肝心の蕎麦は不思議な感じで、蕎麦の色をしているのに、味と香りだけ見たら「蕎麦の顔をした細~いうどん」だ。 そして、かき揚げ風のてんぷらには、桜海老ではなくて細く切ったソフトなスルメが入れられていた。 駅蕎麦でも、やはり充分に関西風なのが面白かった。

雪のちらつく寒い日に、ほっこりあったまって300円也。 安い! ご馳走様でした。

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コメント

大阪にはなかなか蕎麦屋さんってないでしょう?「阪急そば」は子供の頃なかなか入る勇気がないまま、そのままご無沙汰しています。似たような駅そばに「南海そば」ってないですか?もちろん南海電車の駅ですけどね。中川家礼二の兄(名前忘れた)がむちゃくちゃ好きでしょっちゅう食べているとのこと。駅そば・うまいっすもんね。
そんな中、私の通勤途中の駅(埼玉県・地方小都市)に駅ホームに「狭山そば」ってあったんすよ。でも、駅のリニューアルとともになくなっちゃった・・・。帰りしな、電車降りると匂いにそそられて食べたい衝動を抑えて家に帰ったもんです。でも、無くなって残念。
関東系のそばのつゆの匂い、たまんないですよね。

投稿: 昔横浜で働いていました | 2013.03.01 18:55

昔横浜で働いていましたさん、こんばんは。

ええ、まだ蕎麦屋っぽい蕎麦屋さんは見つからず、です。蕎麦屋っぽいうどん屋さんはそこそこあるんですけれどね。 「南海そば」、知らなかったですけど、絶対ある名前だと読んだ瞬間に思いました。 南海はまだあまり乗った経験がなくて。 今度乗ったら楽しみに気にしてみたいです。 今ウェブで検索したら、チャーシュー麺とかやっているみたいで・・ふむふむ。 守備範囲広いなあ。

狭山そば、懐かしすぎます! 本文中の駅蕎麦の説明に最初は「狭山そば」って書いていたのですが、コアすぎるかな、と思って、別の駅蕎麦名に書き直したんですよ。 所沢の駅ホームのお店もなくなっちゃったらしい事を、友人から聞いています。 時代が変わったのかなあ、残念。 ほろ酔いで帰って来る時など、ひどく魅力的で、男の人は迷わずに入れて羨ましいな、と、何度思ったことか。 

投稿: リーボー | 2013.03.01 20:00

日経3/2版にこんな記事が載っていました。

「きつねそば・たぬきうどん、なぜ大阪にはない?」

由来が書いてあって、なかなか面白いっすよ。

大阪で暮らすりーぼーさんにはうってつけかも。
よかったら、見てください。

日経のサイトから項目バーの「ライフ」を選び、「きつね」と検索かけると出ると思います。1週間限定?もしご覧になるなら、はやめにね。

投稿: 昔横浜で働いていました | 2013.03.05 13:48

昔横浜で働いていましたさん、教えてくださってありがとうございました。
『化けるのでドロン』というのは、いかにもという感じがして、面白かったです。

これだけグローバルな世の中になっても、結構ローカルな食文化がたくさん残っているものだなあ、と、妙に感心したりしますね。 これも一種の多様性なのかもしれません。 当分は楽しめそうです。

投稿: リーボー | 2013.03.06 22:11

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