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2013.04.06

桜を見送る・2

消耗する日々が続いていた。 ずっとマイペースで仕事をしていた私にとっては、俗世間の年度末というものが、これほどまでにクレージーなものとは知らなかった。 悔しいからあんまり弱音は吐きたくないのだが、いやぁ、きつかったな・・。

私の住んでいる地域は、北摂と呼ばれる地域に属するが、桜は東京よりも一週間ほど遅かった。 先週の中ごろがちょうど満開。 今日は爆弾低気圧が通過中で、外は強い風が吹いているから、『花散らしの雨』になってしまうのだろうと思う。 春は駆け足で通り過ぎてゆく。

荒れた天候であることを言い訳にして、今日は少し昼寝をさせてもらった。 ずっと体の奥に疲れが染み込んでしまっているようで、だるさが抜けないから、ここらで一回ちゃんとクリアしておきたかった。 眠りが浅かったのだろう。 夢の中で携帯電話が鳴って、慌てて起きたら、実際は着信も無く・・。 いつの間にか、自分はひどい職業病に罹っているらしいことが判った。 やれやれ、だ。

仕事上、結構外に出ることが多く、先週は京都大学附属病院へ行った。 いかにも京都という場所にあって、周辺でたくさんの観光客がフラフラと春を満喫している。 あまり風情を楽しむ時間も与えられてはいないが、それでも帰り際に、目をつけておいたお菓子屋さんで、お土産を物色した。 生八ツ橋の皮と餡がそれぞれ数種類に工夫され、組み合わせを自由に選んで詰めてもらう、という、新しいスタイルだ。 お店に行ったのが18時過ぎだったので、売り切れ商品も多かったが、それでも、皮の生八ツ橋に真っ黒なゴマと淡いブルーのもの2種類、それに餡はアンズとカスタードを選んで、箱詰めしてもらった。 通常の生八ツ橋よりも厚くてしっかりと食べ応えのある皮、そこに餡が2種類あるので、2×2通りの組み合わせを楽しむことができる。 見た目も洒落ているし、お土産としてはなかなか良い感じで、美味しかった。 お店の名前は「nikiniki(ニキニキ)」、有名な「聖護院八ツ橋」がプロデュースしているらしい。

週末に、少しスピリッツを呑みながら、なんとなく見てしまう番組がある。 「おとな旅 あるき旅」という30分番組で、JR西日本がスポンサーだから、近畿地方のローカル番組だろう。 大阪からJRに乗って移動し、そこでフラフラ楽しむといった気軽な旅番組で、レギュラーは俳優の三田村邦彦さんと、若い女性が一人。 アナウンサーだったり、タレントさんだったりしている。 特筆すべきは、旅に出ている三田村さんの呑みっぷり。 「仕事中だから・・」などという台詞はこの番組には存在しないらしく、朝から呑みまくっている。 駅前の商店街で揚げたてのコロッケをつまみにビールをぐぐっと・・なんていうのは、文字通り「朝飯前」で、地酒の文字を見れば必ず試飲と称して呑みまくり、お昼ご飯でも呑み、夜は夜でちょっと高めの食事とお酒。 しかも、三田村さん、ビールでも日本酒でもワインでも、何でもお好きみたいで、何が来ようがアルコールならウェルカムといった姿勢を、決して崩さない。 酔っ払うわけでもなく、でも、かなり美味しそうに呑んでいる。(いや、あれは、本当に美味しく呑んでいるのに違いない、と、私は勘ぐっているのだが。) あんな豪快な番組は、東京系列では見たことがないぞ。 なんだか、BSを見ているのかと勘違いしそうな勢いがあって、面白く、「また呑んでるよ~」などとツッコミながら、ほぼ毎週見てしまっている。 見ているこちら側も、また呑んでいるのだから、ボケがツッコミしているようなものだが。

あんまり仕事には呑まれないように気をつけないとまずいな、と、そんなことを思いつつ、満開の桜を見送っている。

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